Ichiro’s Malt etc

Ichiro’s MaltとBAR芦屋日記の出会い

僕はその時の感動を今でも忘れない。「こんなウイスキーが日本にあったのか」と。スコッチの様にパワフルなのにジャパニーズの繊細さもそっと寄り添っている理想のシングルモルト。当時関西ではあまり注目されていなかったイチローズモルトの虜になった僕はその日からリリースされ、手に入れれる全てに取り囲まれたくなった。その結果。もうすぐ芦屋日記のイチローズモルトは100種類を数えるまで間近に迫った。

芦屋日記×イチローズモルト 30+1 anniversary Bottle

関西で唯一、秩父イチローズモルトをPBでリリース出来たのが芦屋日記。肥土氏の最初の出会いを忘れないお気持ちがこの作品を誕生させてくれました。伊知郎さん!ありがとうございます!

テイスティングコメント

爽やかなブルーグラスとプラム、口に含んだ瞬間に香るフルーティーさとその奥に広がる心地よいタンニン。フィニッシュは甘く、樽香がいつまでも長く余韻として続きます。使用ブレンドは5大ウイスキー。秩父の原酒をキーモルトに、平均熟成年数10年のモルトとグレーンをバランス良くブレンドし、さらに樽で後熟させました。

What is Ichiro's Malt? Ichiro’s Maltとは

それは2004年の出来事。寛永2年(1625年)に日本酒を作り始めた肥土(あくと)家の長い酒造りの歴史の幕が降りた時から始まりました。ウイスキービジネスは商品を造ってから熟成させる為、とても難しいビジネス。昭和34年に東亜酒造に社名変更しウイスキーも作り出した当時の社長の孫、肥土(あくと)伊知郎氏はその幕引きを間近で体験する事に。会社は無くなるものの創り上げて熟成されているウイスキーはまだ沢山、熟成庫の中に。伊知郎氏は色々な企業に、まだ眠っている原酒を預かってくれる様、懇願する毎日。

そして。。。廃棄期限が数日に迫ったある日、伊知郎氏の熱い情熱に撃たれた、福島県の笹の川酒造が原酒の保管を快諾。そして『イチローズモルト』を販売するべく2004年9月。ベンチャーウイスキー社を誕生させました。祖父の熱い想いが詰まった原酒の数々。その中から選りすぐった樽を選び、2005年、ウイスキーの権威イギリスの『ウイスキーマガジン』のコンテストに『イチローズモルト・キング オブ ダイヤモンズ』を出品。

その結果は。。。シングルカスク部門で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれのです!!世界は騒然としました。「日本にはサントリーとニッカだけでは無かったのか!!」と。更にその蒸留所は取り壊されていると言う事実。世界がベンチャーウイスキー社。そして肥土(あくと)伊知郎氏に注目したのです。その後、2008年に新たな「秩父蒸留所」での蒸留を開始し、また新しい歴史が始まったのです。。。

ジャパニーズの新たな扉

2000年台に底を迎えた日本のウイスキー業界。しかしその中でも熱い魂は静かに絶やす事なく灯し続けていた。芦屋日記ではウイスキーだけでなく注目の日本産作品を数多くラインナップ。

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